□今回は、「ストレス病」の予兆について書こうと思います。私たちは、ストレス病は突然やってくる、と思いがちです。しかし、いろんな予兆があることが考えられます。今回は、そのことについてお話します。
■「ストレス病」の予兆としては、よくあるのは、病気とまではいかない範囲の、「肩こり」や「不眠」や「お腹の不調」などです。「肩こり」と一口で言っても、それが身体からの重大な信号である場合もあります。「肩こり」は、そのほとんどが、筋肉の過緊張が原因です。
■筋肉が過度に緊張するということは、「何らかのストレス」を受けているわけで、その処理がうまくいっていないために、「肩こり」という形で現れた、と考えられます。
■現に、多くの心身症の患者さんが、「肩こり」を訴えています。このような「軽い肩こり」の段階で、適切なストレス対策をしておけば、その後の大きなトラブルが、防げる可能性があります。
■「自律訓練法」は、筋肉の過度の緊張を緩和することで、「肩こり」を軽減します。そのことが、全体のストレスを緩和するきっかけとなります。そうすれば、自律神経系が安定して、身体の不調が軽減されます。
□ストレス病は、ストレスを感じやすい人がなるだけではなくて、日ごろ、ストレスを感じていない人も、ストレス病になる可能性があります。ストレスを感じにくい人の場合は、まず、ストレスに対する感受性を高めることが必要です。ストレスを感じやすい人は、うまくストレスを回避したり、解消したりすることが、ストレス病予防のうえで、大きな効果をもたらします。
そういう意味では、ストレスを感じやすい人のほうが、ストレス病の予防策を、とりやすいということになりますネ。
■ストレス解消の方法としては、いろんな方法がありますが、認知の変化を利用するという方法も、大変効果的です。私たちは、ストレスを受けると、その人に特有の「認知」を経由して、身体や心に影響を及ぼします。ここでいう「認知」というのは、簡単に言えば、「考え方のクセ」のようなものです。
■かりに、人前でしゃべる時に、ものすごく緊張しやすい人がいると仮定します。緊張して、心臓がドキドキして、呼吸も速くなり、今にも気が遠くなるような気がする、とします。その場合には、「人前でしゃべることが、その人の緊張の原因」ではなくて、「人前でしゃべっている時に、失敗したらどうしよう」などと考えることが、緊張の直接の原因と、考えられる場合もあります。
■とすれば、「失敗しても、かまわないではないか」、という考え方に、自分の考えを変えることができれば、緊張感は大きく減少します。
■「自律訓練法」を練習していくと、このような場合の「認知の変化」をしやすくなる、という利点があります。これを用いて、不安障害や神経症を改善することも、可能になります。
■「自律訓練法」の指導を希望されるかたは、このブログのコメントに、「指導希望」のことをご連絡下さい。折り返し、当方からご連絡を差し上げます。
□最近、当研究所に連絡をいただく方の中に、「不安感」を訴える人が多いのに気づきます。「不安感」を感じること自体は、正常な身体的・精神的な反応です。しかし、そのことが日常の生活に影響したり、心身の健康を害したりするようであれば、解消しなくてはいけません。
■「自律訓練法」は、「不安感」を軽減する効果が強いことが、良く知られています。「パニック障害」の治療にも、適用されています。「自律訓練法」は、軽い「抗不安薬」くらいの効果がある、と言っているお医者さんもおられます。
■「不安感」は、身体的な反応(動悸・息苦しさ・冷や汗など)と、心理的な反応(いても立ってもいられないような焦燥感・イライラ感・恐怖感など)を伴います。そして、そのことを一回経験すると、脳に記憶されて、次回からは「予期不安」として、よみがえってきます。
■このような場合には、「自律訓練法」と「認知行動療法」を併用することで、大きな効果が期待できます。「神戸北ストレス科学研究所」では、このような方法を指導しています。「パニック障害」は、「ストレス病」である一面も持っています。「自律訓練法」や「認知行動療法」で、「ストレス病予防」をしておくことも、大切な生活の知恵である、と言えるのではないでしょうか。
■当研究所で、「自律訓練法」や「認知行動療法」の指導を希望される場合は、このブログのコメントで、指導を希望することを、ご連絡下さい。折り返し、当方からお返事を差し上げます。
□最近、当研究所に来られるかたの中に、「不安障害」の人がよくおられます。今回は、不安障害についてご紹介します。
■「不安障害」と聞けば、すぐに、「パニック障害」を思い浮かべることが多いと思います。「パニック障害」そのものは、不安と直接は関係がない、と考えられますが、発作を繰り返す原因としては、不安がその要因となる場合があります。いわゆる「予期不安」というものです。一度発作を起こすと、その時のつらい経験から、またいつどこで発作が起こるかも知れない、という心配が、発作を誘発します。
■「自律訓練法」は、それ自体が「不安感」を軽減しますが、同時にその人がもっている「認知を変容」させるのにも大変有効です。
■当研究所では、「自律訓練法」と「認知療法」を併用して、効果をあげています。薬物療法と併用して、早く改善させるのに、役立ちます。
■「自律訓練法」と「認知療法」をご希望のかたは、このブログのコメントに、「指導を希望する」と書き込んで下さい。折り返し当方から、お返事を差し上げます。
□今回は、「肩こり」と「自律訓練法」について、ご紹介します。「肩こり」で悩んでおられる人は、たくさんおられます。かく言う私も、かっては大変な「肩こり」の持ち主でした。もう30年も前に、家庭用のマッサージ器を購入して、毎日使っていました。さらに、サウナのマッサージ室で、毎週1-2日、マッサージをしてもらうほどでした。しかし、今は、「自律訓練法」のおかげで、「肩こり」はもう何年来、経験していません。
■「肩こり」の原因は、そのほとんどが、筋肉の緊張からくる、疲労物質の蓄積です。かっては、疲労物質として「乳酸」が悪者に考えられていましたが、現在では、「炭酸ガス」の蓄積が、「肩こり」の原因と考えられています。
■つまり、「肩こり」を解消するには、筋肉を弛緩させて、血行を良くして、疲労物質である「炭酸ガス」を、早く筋肉の外にだしてやればいいわけです。
■「自律訓練法」は、交感神経を緩めて、筋肉を弛緩させ、血行を良くしますので、「肩こり」には、大変効果があります。「神戸北ストレス科学研究所」へ来られているかたの中でも、「自律訓練法」をして、「肩こり」がすっきりした、とおっしゃっているかたが、たくさんおられます。
■また、「肩こり」は、ストレスがたまってしまっていて、交感神経が興奮状態にあるゾ、という重要なシグナルでもあります。ほうっておくと、他に色々な症状(たとえば、頭痛や吐き気など)がでてくる可能性が高いといえます。早いうちに、改善しておくことが必要です。
■「肩こり」で困っているかたは、「自律訓練法」を試してみて下さい。かならず、いい効果が期待できます。当「神戸北ストレス科研究所学」では、「自律訓練法」を指導しています。指導を希望されるかたは、このブログのコメントで、その旨ご連絡ください。折り返し、当方からご返事を差し上げます。
□「ストレス病予防」についてご紹介しています。一口に「ストレス病予防」と言いましても、いろいろな方法がありますので、どれを選んだらいいのか、迷ってしまいますネ。私たちが、「ストレス解消法」としてすぐに思い浮かぶのは、カラオケに行ったり、友達とおしゃべりをしたり、運動をしたりということです。しかし、この方法では「ストレスをためやすいタイプの人」には、十分ではありません。そこで、今回は、「認知の変容」ということについてご紹介します。
■私たちは、なにかで緊張したり、不安感を強く感じる時には、緊張を感じたり、不安を感じるための「できごと」があるものです。たとえば、「人前で発表をするようなとき」には、だれでも、緊張して、心臓がドキドキします。このような場合に、「人前で話をする」ということがそのまま、「心臓がドキドキする原因ではない」、と考えるのです。
■人前で話をする時には、「失敗して、うまくいかなかったらどうしよう」とか、「途中で、発表の内容を忘れたら、どうしよう」というような、心配事が頭に浮かんできて、そのことが、心臓をドキドキさせているのです。または、以前に人前で発表して、うまくいかなかった経験のある人は、その時のことが思い出されて、「またあの時のように、失敗するのではないか?」と考えて、ドキドキしてしまいます。
■このような場合は、まず、「人前で話す時に、どのようなことを考えたり、思い浮かべたりするか?」という点を調べて、そのことからアプローチをしていきます。たとえば、人前で話をして、うまくいかなかったらどうしよう、とまず第一に考えてしまう人には、「うまくいかなくても大丈夫だよ」、ということが受け入れられるように、「認知を変えていく」訓練をします。「認知」というと、小難しく思われるかも知れませんが、簡単に言えば、「考え方のクセのようなもの」です。
■同じことが、「不安感」の緩和でも行なわれます。パニック発作の軽減や、不安にとらわれやすい人の、不安感の軽減に、自律訓練法は大変有効です。
■「認知を変える」方法として、自律訓練法が使われます。このように、自律訓練法は単に、心身症のの治療や、ストレス解消法として、使われるだけではなくて、応用範囲は大変広いものです。
■当研究所では、「認知を変えて」、緊張感や不安感を緩和する指導もしています。ご関心をお持ちのかたは、このブログのコメントで、ご連絡ください。折り返し、ご返信差し上げます。
□「神戸北ストレス科学研究所」では、ストレス病の予防について、各種の指導をしています。先週は、ストレス病を予防するのに必要な、ストレス解消法をいかにして実行するかについて、ご紹介しました。
■ストレスを解消したいけれど、「忙しいので」とか「時間がないので」とか「周りが協力してくれないので」、とかという言い訳をする人を、私は「のでタイプの人」と呼んでいます。このような人に、ストレス解消法を実行させる場合には、まず、その必要性を理解していただかなくてはなりません。
■一緒に話し合いをする中で、その人が、ストレス解消法を実行しない理由を、探っていきます。たとえば、ストレスを解消したいと思いつつ、毎日が忙しくて実行できない、と言う人があった、と仮定しましょう。
■このような場合は、その人が、ストレス解消の必要性を、どの程度自覚しているか、そして、それを実行できない、阻害要因は何か、について、お互いに話し合います。その阻害要因が分かれば、その点について、ふたたび話し合いをします。
■このようなプロセスを経て、納得のいく解決策を見つけるように、努力します。なかなか、一朝一夕には出来ませんが、地道に、気長に取り組んでいきます。
■「神戸北ストレス科学研究所」では、このような指導をして、一人でも多くの人の、ストレス解消のお手伝いをしています。もしもご関心のある読者は、このブログのコメントに、お便りを下さい。折り返し、お返事をさせていただきます。
■当研究所の指導で、多くのかたが、不眠が解消したとか、肩こりがなくなった、という実績をつんでいます。読者のかたも、一日も早く、「ストレスを解消して」、快適な生活をお送り下さい。
□「自律訓練法」と「ストレス病予防」とは、大変深い関係があります。「自律訓練法」は、ストレス解消法として大変効果があります。しかし、それよりも重要なのは、「自律訓練法」を練習することで、認知の変容ができやすいということです。今回は、そのことについて、ご紹介しようと思います。
■「ストレス病」になりやすい人には、いろんなタイプの人があります。1つ目は、ストレスを溜め込みやすい人。2つ目は、ストレスがあるかどうかを、自分で自覚しにくい人。3つ目は、ストレスがあることを感じながら、ストレス解消に適切な対応をしない人。この3つのタイプです。
■3つ目の、「ストレスがあることを感じながら、適切な対応をしない人」の場合を、考えてみましょう。このようなタイプの人に、「効果的なストレス解消法を実行してみてはいかがですか?」と勧めますと、「毎日仕事が忙しいので」とか、「他にすることがあるので」とか、「時間がないので」とか、「・・・・ので」を連発されます。このような人を私は、「のでタイプ」の人、と呼んでいます。
■ご参考までに、ここでいう「ストレス解消法」とは、カラオケに行ったり、お友達とおしゃべりをしたり、おいしいものを食べに行ったり、というような「気分転換法」をさしているのではなくて、もっともっと、積極的にストレスを解消する方法を言っています。
■もとの、3つ目のタイプの人の話に戻りましょう。「のでタイプ」の人に、実際に効果的な「ストレス解消法」を実行させるには、「・・・ので」という発想そのものを、変えてもらうことが重要です。その手法として、「自律訓練法」を有効に活用します。ご承知のように、「自律訓練法」は「自己暗示」を利用した方法です。その効果を利用して、「考え方の変容」をさせるわけです。このような考え方は、「自律訓練法」が「認知行動療法」に使用される、基本的な考え方になっています。
■「ストレス病予防アドバイザー」として、このようなアプローチを併用しながら、健康増進をはかり、「ストレス病を予防」していただきます。